施術について基本的な方針
施術は、伝統的な東洋医学の一つである中医学を基本としています。
流れとしては、痛みがあるところ(局所)→痛みの道筋(経絡)→五臓六腑(臓腑)へ施術します。
鍼(はり)を刺す深さや方向、本数など、灸(きゅう)の熱さや時間、回数など、確認しながら丁寧に行っていきます。また、筋肉に対してのアプローチも行います。
患者様ひとりひとりに合わせ、より良い施術内容を提案させていただきますが、鍼のみ、刺さない鍼、灸のみ、鍼灸両方など、ご希望に合わせた方法で施術いたします。
施術に使用する道具
- ディスポ鍼(使い捨てタイプの鍼)
- ローラー鍼
- てい鍼
- 台座灸
- テーピング
施術に対する効果
血行促進
血管を拡張させ、血行を促す働きが起きます。血行の促進により冷えが解消されるます。また、血液には組織が必要な酸素や栄養素を運ぶ働きがあるため、筋肉に栄養が行き届きます。
免疫力の活性化
鍼灸による刺激で人が本来持つ自然治癒力を高めます。生体防御機能を高め、身体全体の免疫機能を活性化させる働きをします。
日常生活の心がけ「養生」
東洋医学には「養生(ようじょう)」という言葉があります。病気にかかる前に、日々の生活から健康な状態を維持していくという考え方です。私は患者様には元気でいて欲しいと想っており、私が施術しに伺った際には、ご希望される方に「養生」についてお話しをしています。
「養生」についてお話しする上で「医食同源(いしょくどうげん)」と「培土生金(ばいどせいきん)」の考えを持っています。
【医食同源】(いしょくどうげん) 日頃からバランスの取れた食事をすることで、病気を予防して治療する考え。 |
【培土生金】(ばいどせいきん) 土を耕して金を生み出すという東洋医学の相生(そうせい)という考え。 例えば、春にエネルギーを作り、夏はバテないように体力を作り、秋にたくさん食し、冬を越すといった養生。 |
私は料理が好きで、毎日家族の食事を用意しています。食材の組み合わせや旬な食材など日々の食事を目を向けて、一緒に「養生」していきませんか。
WHO(世界保健機関) が鍼灸療法の有効性を認めた疾患
神経系疾患 | 神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー |
運動器系疾患 | 関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫) |
循環器系疾患 | 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ |
呼吸器系疾患 | 気管支炎・喘息・風邪および予防 |
消化器系疾患 | 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾 |
代謝内分秘系疾患 | バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血 |
生殖、泌尿器系疾患 | 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎 |
婦人科系疾患 | 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊 |
耳鼻咽喉科系疾患 | 中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎 |
眼科系疾患 | 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい |
小児科疾患 | 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善 |